聞くことと伝えること、どちらも大切にしていますか?
コミュニケーションというと、「上手に話すこと」が大切だと思いませんか?
自分の考えをわかりやすく伝えたり、相手を楽しませたりすることは、もちろん大切です。
でも、自分ばかり話していると、相手は少し疲れてしまうかもしれません。
反対に、相手の話を聞くことばかりに気を配っていると、自分の気持ちを伝えられず、もどかしさを感じることもあります。
では、お互いに気持ちよく話せる関係をつくるには、どうすればよいのでしょうか。
まずは、相手の気持ちを受け止める
誰かと話しているとき、相手の話を聞きながら、次に何を話そうかと考えてしまうことはありませんか?
何かアドバイスをしてあげようと考えることもあるでしょう。
そんなときは、まず相手の話に耳を傾けてみましょう。
「そう感じたんですね」
「それは大変でしたね」
このような言葉を添えるだけでも、相手は「自分の気持ちをわかろうとしてくれている」と感じやすくなります。

大切なのは、相手の意見に必ず賛成することではありません。自分とは違う考えであっても、まずは相手の気持ちを受け止めてみることです。
自分の気持ちも、きちんと伝える
一方で、相手の話を聞くことばかりが大切というわけではありません。
相手に気を遣いすぎて、自分の意見を言えなくなってしまうこともあるからです。
たとえば、友人と出かける場所を決めるとき、本当は行きたい場所があるのに、相手に合わせてしまうことはありませんか?
相手を大切にすることは、自分の気持ちを我慢することではありません。
「そこも楽しそうですね。私は、こちらにも行ってみたいです」

このように伝えれば、相手を否定せずに、自分の希望も伝えられます。
お互いの気持ちを大切にすることが、良い関係を築くための第一歩です。
「あなたは」ではなく「私は」で伝えてみる
自分の気持ちを伝えるときは、言い方も大切です。
たとえば、相手の言葉に傷ついたとき、
「あなたは、いつもひどいことを言うね」
とストレートに言ってしまうと、相手は責められたと感じるかもしれません。
一方で、
「その言葉を聞いて、私は少し悲しくなったんです」
と伝えれば、自分の気持ちを落ち着いて表現できます。
自分の意見を押し通すのでも、相手に合わせて我慢するのでもなく、お互いを尊重しながら気持ちを伝え合うことです。
お互いにわかり合うために
良いコミュニケーションに必要なのは、話す技術だけでも、聞く技術だけでもありません。
相手の話を聞き、気持ちを受け止める。そして、自分の考えや感じたことも伝える。
その繰り返しが、お互いへの理解を深めていきます。
意見が違っていても、必ずしも同じ考えになる必要はありません。
「あなたはそう考えるんですね」「私はこう思います」と、お互いの違いを認め合うことも、わかり合うための大切な方法です。

上手に話そうと頑張りすぎなくても大丈夫です。
まずは相手の話を最後まで聞いてみる。そして、自分の気持ちも少しずつ言葉にしてみる。
「聞くこと」と「伝えること」のバランス
今日の会話から、ほんの少し意識してみましょう。
「聞くこと」と「伝えること」のバランスを大切にすることが、より良い人間関係につながっていくのではないでしょうか。
あなたは普段、相手の話を聞くことと、自分の気持ちを伝えることの、どちらを大切にしていますか?


