コミュニケーションに上達するためには、その第一歩として、まず自分を知り、他人を知ることが不可欠です。

そして、よりよい人間関係を築くために、何をすればよいのか、あるいは、何をしてはいけないのかを学び、実践していくことが大切です。

本会では、このような目的のために、さらには、カウンセリングやセラピーを行う上での理論的な枠組みとして、交流分析(Transactional Analysis、略して、TA)を活用しています。

交流分析(TA)は、具体的で、誰にでも理解しやすい理論です。

また、豊かな人間関係を築くために、たいへん実践的で、有効な枠組みを提供してくれる心理学でもあります。

もし、人間関係で、何か問題が生じたときには、交流分析(TA)を学んでいると、その解決の大きなヒントを得ることができます。

この講座では、この交流分析(TA)について基礎から、わかりやすく学びます。

講座レベル

ご参加いただきたい方

  • 自分や他人の心の働きを知り、よりよい人間関係を築き、自分らしく充実した人生を送りたい方
  • プロのカウンセラーやセラピストを目指すため、人間の心理について基礎からわかりやすく学びたい方
  • 交流分析(TA)に興味がある方

(精神科、心療内科などの治療を受けている方、完治されていない方のご受講はご遠慮ください。)

講座の特徴

交流分析とは、1957年にアメリカの精神科医エリック・バーンが創始した心理学です。

精神分析の口語版とも言われ、誰にでも理解しやすいという特徴があります。

この講座では、交流分析(TA)の基本となる考え方について、実習などを交えながら、わかりやすく学んでいきます。

この講座では、自分の感情や行動パターンの特徴に気付いたり、よりよいコミュニケーションの手法や、豊かな人間関係の築き方を学ぶことができます。

これによって、自分自身が変わったり、自分らしく、より充実して生きるための手がかりを得ることができます。

また、コミュニケーションに上達し、リーダーシップを発揮するためにも、貴重な礎となることでしょう。

取得できる資格

  • 交流分析ベーシック認定

認定団体

NPO法人日本心理コミュニケーション協会

本会の認定講座です。

予定カリキュラム

  • 交流分析とは
  • 自分を知り、人を知る手がかり(自我状態・構造分析)
  • 生産的な人とのやりとり(やりとり分析)
  • 人間関係をつくるもの、損なうもの(ストローク・ディスカウント)
  • 問題のある対人行動(ゲーム分析・ラケット)
  • より良い人間関係を築くために(人生の立場)
  • 自分の生き方を考える(人生脚本・時間の構造化)

講師

中野 日出美

NPO法人日本心理コミュニケーション協会 理事長 教授