2022年2月27日
ロシアのウクライナ侵攻により世界の均衡が今や崩れつつあります。ロシア国内でも反戦の声を上げる者が罰せられるなど、常軌を逸した状況です。世界は混乱と悲しみと絶望と恐怖が渦巻いています。これは正しく対岸の火事ではなく、私たちも本当の平和とは一体何なのかをしっかりと考えるべき時だと思います。
今月は【怒りを上手に表現するコツを学びましょう!】というテーマでの勉強会を行いました。自分の一時的な怒りに振り回されずに、適切な怒りを上手に表現するコツを学びました。
『自分の怒りを点検しましょう』というワークで、『日常のささいなイライラ』と『大きな怒りを感じたこと』を振り返り、自分の怒りにはどんな傾向がありそうか、その怒りを感じている時の自分の心境(本当の気持ちは)はどんな気持ちだったのかを考察しました。またその時の「~すべき」「~すべきでない」という自分の思いは何であるかも考えました。このワークを通じて、意外にも実は『日常のささいなイライラ』でも本当の気持ちは「怒り」ではなく、不安、恐れ、恥や悲しみなどの感情が元となっていることがわかりました。私たちは「~すべき」「~すべきでない」という思い込みが強い人ほど、怒りを感じる頻度や強度が多くなり、許容できなくなります。そもそも「怒り」は、動物や人間が天敵などに遭遇したときに身を守るための「防衛本能」ですが、人間の場合は命を守るためというより、価値観や信念、大切な人を守るための防衛として怒ることが多いようです。
【アンガーマネジメント】は『怒りの感情と上手に付き合う心理トレーニング』です。
「本当に必要があれば怒っていい」というのがアンガーマネジメントの基本的な考え方ですが、感情を爆発させるだけの怒りは、相手を不快にさせるだけです。怒りが起こる仕組みを知って上手にコントロールすること、上手に怒るためのテクニックを身につけて練習することが大切だと学んだ勉強会でした。
掲載の許可をいただきましたので、今回の勉強会で気づいたことや得たこと、ご意見等をご紹介いたします。
次回の勉強会は、令和4年3月27日(日)朝10時から開催します。
皆さまのご参加を楽しみにしています!