こんばんは!

日本心理コミュニケーション協会の
中野日出美です。

今日も1日お疲れ様でした!

このひと時をあなたとご一緒できることに
心から感謝いたします。

10月に突入して、少しずつ秋の気配が……

とはいえ、東京はあいかわらず暑く、
着る物を選ぶのに四苦八苦しています。

私が運営する
心理セラピスト養成スクールでは、

先週末は年齢退行・インナーチャイルド療法
講座が開催されました。

ご参加された18名の方は、それぞれ
ご自分の潜在意識の中にいる、小さな自分、

つまり、インナーチャイルドに会い、

しっかりと抱きしめてあげられました。

おそらく、それぞれの
インナーチャイルドは、ようやく
見つけてくれた大人の自分に

驚き、

安堵し、

癒されたことと思います。

このように、私たち大人の
心の深い部分には、小さな自分が
たくさんいます。

たとえば……

小学生の頃の自分、

幼稚園の頃の自分、

1歳の頃の自分、

生まれた瞬間の自分、

お母さんのお腹の中にいる胎児の自分……

また、小さな自分だけではありません。

あの高校生の自分、

大学生の自分、

10年前の自分、

昨年の自分……

現在の大人になっている自分は、

もちろん過去のことは覚えているし、

当時の自分が辛かったのもわかっている。

でも、大人になってみると、

もう終わったことだから、

たしかに悲しかったけど、誰でもあること。

自分よりかわいそうな人はたくさんいるし、

などなど、ある意味、納得というか、

あきらめというか、

まあ、しかたないことだと
忘れたふりをしています。

しかし、潜在意識は決して忘れない

という特性があります。

だから、潜在意識の中の

インナーチャイルドはあの時のまま

ずっと、じっとそこにいます。

ひざを抱えながら、

固まってしまったまま、

涙をこらえながら、

自分の気持ちなんか、
やっぱり誰もわかってくれないと
感じながら。

そんなインナーチャイルドを

記憶の箱の中に閉じ込め、

思い出すと辛いから、

しっかりとふたをしている、

そんな状態なのです。

ふたはしているけれども、

時々、ストレス下におかれると

箱の中のインナーチャイルドが反応して、

ガタガタと箱を揺らしてしまう。

理由のわからないネガティブな感情や

反応、行動などは、

そのせいかもしれません。

この続きは最後に書きましたので、
どうぞお読みいただければ幸いです。

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当協会では、
さまざまな人間関係で
起こりがちな問題や悩みの改善、

また、より豊かでお互いに高め合う
人間関係づくりのためのヒントや
ツールをたくさん提供させていただきます。

このメルマガでは、
毎回、何かしらのコミュニケーションに
関するヒントをお伝えしてまいります。

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■ こんな人間関係で悩んでいませんか?
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◆◇どうして私の気持ちを
      わかってくれないの?

「職場や家庭、友人関係などで、

なぜだか、わかり合えない時があります。

一生懸命、自分の気持ちを伝えているのに、

ああでもない、こうでもないと

なんだか反論されて。

そうじゃないの。私はこういう気持ちなの。

と訴えても、

それは違うとか、

世間的には……とか、

言われてしまって……

どうしたら、私の気持ちをもっと
わかってもらえるんでしょう?」

などという相談を受けることがあります。

理解してもらえていないと感じている当人は
辛い思いをしています。

しかし、じつは……

理解してもらえなくて、当たり前なのです。

そもそも自分と同じ気持ち、
同じ価値観、同じ好みを持っている人は

あまりいません。

1人ひとり、価値観や信念が違うのです。

しかし、私たち人間は、
なんとか自分の気持ちや価値観を
わかってもらおうとします。

そして、わかってもらえないと、

無力感や無価値観、悲しみ、怒りなどを

感じてしまいます。

それは裏を返すと、

自分自身も相手の気持ちや価値観、
信念などをわかっていないということです。

なんとか自分サイドの思いだけを伝えようと
すれば、人間関係はおのずとギクシャクします。

そもそも、自分とは違うのが
当たり前だと知り、

わかり合えないのが当たり前なのだと
知っていることが大切です。

だからこそ、お互いにわかり合うための
コミュニケーション方法を学ぶ必要が
あります。

相手の立場や気持ちをできるだけ
思いやり、お互いの合流点をどこにするかを

考えながら、交流することが

できれば、今よりもっと

人間関係はスムーズになるはずです。

次号もまた、人間関係の悩みについて
お話しますね。

また、人間関係や自己肯定感など、
理由のわからない生きにくさを
感じている方のために私が執筆した、

『それは愛着障害のせいかもしれません』
    (大和出版)

https://jpcs.or.jp/el/u/RvXs/93/

などもご参考にしていただけたらと思います。

             (つづく)

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■ 会員のコラム
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このコーナーでは、当協会の会員さんの
コラムをご紹介しております!

今回のテーマは、

「人との交流の中での失敗談」

<その1>

■■鹿島理子■■

最近、大事な会合がありました。

ちょっとしたトラブルが起こって、
その解決のために、私は上司と一緒に
先方の会社に伺いました。

一緒に伺ったとはいえ、私はそれほど
重要な役回りでもないので、
黙って話を聞いているだけでした。

実は日頃の私は、
会議でもついうっかり余計なことを
言ってしまって失敗することが多いのです。

だからできるだけ気をつけようと思って
いるのですが、

やっぱりこのたびもまた
失敗をしてしまいました。

皆さんも

「ついうっかり言ってしまった。」とか

「なんであんな余計なことを…」という

経験はありませんか?

その日は、うちの上司もけっこうはっきり
ズバズバと先方に言うのです。

普段とても穏やかな人なので、珍しい様子
に少し驚いたのか、はらはらしながら
私は様子を見守っていました。

でも私がずっと黙っていたせいか、
上司の方から、私に意見を求めてきました。

一応(?)気を遣って私は

「思ってることを言ってもよろしいのでしょうか?」

と上司に聞きました。上司は

「もちろんよろしい。」

と言いました。

わたしはあまりに上司が先方にズバズバと
言うので、だんだん先方が気の毒になって
きてしまい、

思わず先方の肩をもつような発言をしたの
です。

「先方の言うとおりでよいのでは
ないでしょうか。」

ちーーーーーーーーーーーーーーん。

後から、上司にたいそう叱られました。

私の立場を考えて発言しろと。

確かに思っていることを言っていいとは
言ったが、そういうことじゃないんだと。

そうなんですよねぇ。

私は言葉を額面通りに受け取ってしまって
物事の前後関係や文脈など考えずに感覚で
言ってしまい、

見えていないことを想像して
コミュニケーションするのがとても
下手くそです。

悪気がないから余計タチが悪いと思います

大切な人の信頼を裏切らないように
気をつけたいなと思った一件でした。

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■ 協会からのお知らせ
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◆◇メルマガ配信不備のお詫び

一部の会員さまにメルマガが
届いていなかったことが判明いたしました。

心よりお詫び申し上げます。

届かなかったメルマガの
バックナンバーはサイトの方で
ご覧いただけます。

https://jpcs.or.jp/el/u/EYDA/93/

◆◇今後、協会やこのメルマガで
取り上げてもらいたいテーマなどが
ありましたら、どうぞこのメルマガに
ご返信ください。

◆◇人間関係やコミュニケーションに
ついてのお悩みがある方のご相談に
メールで応じるような活動を今、準備中です。

(ただし
有料会員のみとさせていただきます)

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■ 編集後記
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大人になってみると、

子ども時代の辛かった思い出は、

だんだんぼやけて来て、

もはや、そうたいした悲しみではないように
感じられます。

しかし、潜在意識の中の

インナーチャイルドは、あの時のまま

誰にもわかってもらえず、

ただ、唇をかみしめて、

ひざを抱えています。

そんな未消化の思いが、

時として、人生の中で

ネガティブな感情になったり、
ネガティブな人間関係や行動を
つくります。

他者と信頼関係をつくるのも
大切ですが……

まずは、自分のインナーチャイルドと
信頼関係をつくる方が大事です。

自分の中のインナーチャイルドと
1人、ひとりと信頼関係を
つくっていくうちに、

どんどん自分の人生が変わり始めます。

どうもありがとうございます!

明日という日があなたにとって
最良の日でありますように!

今後ともよろしくお願いいたします。