2022年5月3日、4日

暑くもなく寒くもなく、穏やかで心地のよい、本当にいいお天気のゴールデンウィーク中盤、交流分析アドバンス講座が開催されました。理事長によるアドバンス講座開催は、2年ぶりとなります。1日で交流分析が学べるベーシック講座は理論が中心ですが、アドバンス講座は多くのワークを通して、より深く理論を理解する2日間となりました。自分自身をじっくりと見つめなおす時間になったのではないでしょうか。

一番最初のワークは、エゴグラムです。エゴグラムは、私たちの心を5つの自我状態に分類し、グラフ化することでその人の性格のクセのようなものを捉えることができます。ベーシック講座では、簡単な質問に答えることから自分のエゴグラムを客観的に見ることができました。アドバンスである今回は、父親はどんな人だったのか、母親はどんな人だったのか、自分自身で父親、母親それぞれのエゴグラムを考えて作ってみる、というワークを行いました。そうすることで、両親から取り込んだ思いもかけない自分というのが見えてきます。

さらにさらに、交流分析の各理論である値引き、人生態度、時間の構造化、ストローク、ラケットについて学びました。それぞれ自分自身がどんな値引きを行っているのか?どんな人生態度なのか?どんな時間の構造化を行っているのか?等等…。ひとつひとつ紐解いていくことで、どんどん自分自身がつまびらかになっていきました。

自分自身で変えたいと思っていたけど変えられなかったあの部分は、実はそういう理由があったからだったのか…。目からうろこ、気づきの連続の二日間となりました。参加された皆様、ありがとうございました!!!

掲載の許可を頂きましたので、ご参加者様の感想をいくつか紹介致します。

山形県Hさん
山形県Hさん
覚えるだけじゃなく多方向からの角度で見て咀嚼して落とし込む大切さに気付きました。
ゲーム分析、脚本分析、理論の繋がりが明確に分かり、カウンセリングでもセラピーでも活かせると改めて学びました。
今まで人間関係を行ってきた中で、やはりどこか本能的に交流分析的な役割やゲームに気付いていた部分があって、それに何とか対処するためにあらゆるパーツを出し入れしたりどこで何にどう適応するためにどの部分が突出していたのか、というところの気付きになりました。何より、以前交流分析を学んだ時より断然、今後の追究のやり方を得ることができました。今後更に自分を整えていきたいと思います。
東京都Uさん
東京都Uさん
滋賀県Aさん
滋賀県Aさん
①交流分析が「問題」を紐解き、解決の糸口を見つける強力なツールであると実感できた。実際にエゴグラムを描いたりゲーム分析をするワークがあったことで、問題を視覚的に捉えられること、どこから何を変えていくのか考えられるプロセスを体験できた。②人はだれでもOkであるという交流分析の理念が心から実感できた。自分の問題について「解決のための選択肢がたくさんある」「それを実行していくのは自分」と実感できたことで、交流分析の理論と手法が人に「自分は問題解決の能力がある人間」と力づけるものだと思った。
改めて人生脚本、禁止令等を自分自身の体験と照らし合わせることができるだけの例を持ってご説明していただいたおかげで、今後のカウンセリングに大変役立つと感じてる。以前からエゴグラムはM型だったが、Aを上げる方法を教えてもらい自分なりに実践してきてたからか、みなさんからの評価で自分が思っていた以上にAが上がってて少しずつ変わってきてる自分にも気づかせていただけた。
シンガポールMさん
シンガポールMさん