鹿島 理子さん
こんばんは!
日本心理コミュニケーション協会の
中野日出美です。
今宵もひと時の時間を
共有できて幸せです。
季節はすっかり秋めいてまいりました。
私は8月までお休みなしの生活が続き、9月になり、
ようやく落ち着いたところです。
かねてから準備中だった心療内科クリニックの場所も決まり、
10月1日から内装工事が始まります。
今は気を引き締めて、心と体を整えているところです。
さて、今日は
「人に愛される秘訣」について考えてみたいと思います。
人に愛される人、好かれる人ってどんな人でしょう?
優しい人
信頼できる人
能力の高い人
仕事ができる人
正直な人
などなど、いろんな人が思い浮かびますが、
少し抽象的で、嘘くさい感じです。
私が思う「人に愛される人」は、ちょっと違います。
私が思う「人に愛される人」は、まず、人に与えることができる人です。
かわいいとか、美しいとか、賢いとか、えらいとか、そういうその人自身の魅力ではなく、
自分以外の人や動物、対象に時には損してでも、与えることができる人です。
人に与えず、人から与えられることばかりを望んでいる人は、
いくら容姿が美しても、社会的地位が高くても、能力が高くても、
真の意味で、人から愛される人とは言えないと思うのです。
それは、その人に付属するものに対する好意であり、
その人の本質を好いているわけではないからです。
よく、惚れるより、惚れられたもん勝ち。
なんて言われますが、私は全く逆だと思っています。
惚れられた人はいつまでも惚れられ続けるとは限りません。
しかし、惚れた人は、その人を一途に愛し、たくさんの愛を与えますが、
その人に何らかの理由で見切りをつけた時に、去っていくことができます。
その時に惚れられて安心していた人は、
それまで当たり前に与えられて来た愛情をあっという間に失います。
この先もずっと与えられ続けると信じて疑わなかったものを喪失するわけです。
惚れた人は、もしかするとたくさんの愛情や物や時間を惚れた人に与えてきたかもしれません。
が、それは自分が与えたくて、与えたものですし、
これまで精いっぱい、愛して、与えたというやり切った感はあるはずです。
だから、私は、愛の主導権を握っているのは、いつも惚れた人の方だと思っています。
また、恋愛でなくても、自分のお金や時間、大切なものを人に差し出せる人は、
誰の目から見ても、素敵に映ります。
自分以外に与えられない人や、損になることはやらない人は、
一見、得をしているように感じますが、
じつは、人から尊敬や信頼、愛情、友情などを与えてもらえない可能性が高いのです。
でも、自分や自分の家族、愛する存在以外に自分が持っているものを与えらえる人はあまり多くはないのかもしれません。
与えてもらうことや、誰かから奪うことばかりを考えている人は、
歳をとるごとに、嫌われたり、親が死んだあとに、孤独な人生を味わうことも多いのです。
さあ、どうやって、愛されるかよりも、
どうやって愛するか、
どうやって与えるか。
それを考えてみたいですね。
明日という日があなたにとって最良の日でありますように!