こんばんは!
日本心理コミュニケーション協会の
中野日出美です。
今日も1日お疲れ様でした!
このひと時をあなたとご一緒できることに
心から感謝いたします。
季節は秋……のはずですが、
東京は暑いままです。
そんな真夏日の中、
なぜか私は昨日から風邪気味。
普段、あまり風邪などひかないのですが、
痰がからみ、声を出しづらい感じ。
体力はあるので、熱は出ませんが、
もう年なので、気をつけなければ、と
お風呂で半身浴をして、
早めに休みました。
おかげさまで、今日の朝は
かなり楽になりました。
これで、今週金曜日から始まる
インナーチャイルド療法講座で
受講生の皆さんに風邪を移す心配も
なさそうです。
私は10年ほど前から
催眠療法を主とする心理セラピーを
教えるスクールを運営しています。
スクールでは、
さまざまな催眠療法、NLP,交流分析などの
講座を毎週末、開講しています。
金曜日から3日連続で開催される
年齢退行・インナーチャイルド療法講座は、
交流分析という心理学の理論をベースにし、
現代催眠のテクニックを応用した、
私独自のメソッドの心理セラピーを
教える講座です。
この講座は全5日間で、
金曜日からは後半3日間の講座となります。
交流分析という心理学では、
私たち人間は、人生早期に
親からの言語・非言語のメッセージや、
親の生き方、ふるまいを受けて、
「自分はこのように生き、そして、
こんな風に死んでいこう」
と決めてしまうと言っています。
これは、まるでドラマや映画の台本のように
始まりがあり、さまざまな章立てがあり、
そして、最終章を迎える物語のようなもの。
この無意識レベルで心の奥底に書き込まれた
台本を、交流分析では、
「人生脚本」と呼んでいます。
大人になってから、
自分の「人生脚本」がどのようなものかを
知ることは、なかなかできません。
なぜならば、生まれた時から始まり、
主に幼少期に作られたものなので、
誰も気づくことはできないのです。
しかし、この「人生脚本」の力は
とても強力で、なかなか抗うことが
できません。
もしも、あなたが、
なんだか生きづらい、
いつも失敗してしまう、
なかなか成功できない、
人間関係がうまくいかない、
自分に自信がない、
お金に縁がない、
恋愛や結婚がうまくいかない、
子どもと良い関係になれない、
仕事で結果が出せない……
頑張ろうと思うのに、頑張れない……
などなど
理由がわからない不満足や不安、
不幸感を感じていたら、
それはもしかして、
「人生脚本」が原因かもしれません。
かくいう、私自身も、
かつては、「人生脚本」に気づかずに、
むやみやたらに努力し、
失敗を繰り返して来ました。
親との関係にはいつも葛藤を抱え、
子どもとの間にも溝がありました。
しかし、「人生脚本」に気づき、
意識的に自分をコントロールできるように
なってからは、
飛躍的に人生が変わり始めました。
私のメソッドである、
「愛着再形成療法」は、
この人生脚本を少しずつ良い方向へと
シフトさせていくものです。
現在のスクールでは、
まだまだ深い部分は教えきれてはいませんが、
来年度からスタートする
新しい学院では、本格的な心理療法としての
アプローチ法をじっくりと1年かけて
教えていく予定です。
スクールや新しい学院では、
本格的にセラピーを学びたい人たち向けに
教えていますが……
当日本心理コミュニケーション協会でも、
交流分析を学んでいただく講座を
開催しています!
2日間で、交流分析の基礎を
学んでいただく講座です。
この続きは最後に書きましたので、
どうぞお読みいただければ幸いです。
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当協会では、
さまざまな人間関係で
起こりがちな問題や悩みの改善、
また、より豊かでお互いに高め合う
人間関係づくりのためのヒントや
ツールをたくさん提供させていただきます。
このメルマガでは、
毎回、何かしらのコミュニケーションに
関するヒントをお伝えしてまいります。
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■ こんな人間関係で悩んでいませんか?
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◆◇あなたのためにやっているのに
「ちょっと聞いてください。
私の妹はダメ男に引っかかっているんです。
だから、私はそんな男とは別れるように
何度も言っています。
それなのに、妹ときたら、
うるさいとか、もうわかったとか、
ほっておいて、とか言って、
私の話を全然聞こうとしないのです。
私は先生のセミナーで心理セラピーを
かじっていますから、何が正しいのか
わかるのに……」
じつは、こんなお話をよく聞きます。
たしかに、私のセミナーでは、
人間関係のパターンや、
成功する秘訣、より良く生きる方法などを
お教えしています。
また、心理セラピストを目指される方には、
さまざまなカウンセリング手法や
セラピーの技法をお教えしています。
しかし、まだまだ心理学や
カウンセリング、セラピーをかじりたての
時には……
このようなことが起こりがちです。
自分ではカウンセリングなどを学び、
わかっているつもりなのですが、
まだまだ本質的なものは理解できていない。
それなのに、つい、
周囲の人の悩みや問題を放っておけず、
あれやこれやと口出ししたり、
アドバイスしたりしたくなってしまう……
しかし、相手にしてみれば、
ただ話を聞いてもらいたかっただけなのに、
上から目線で、ああしろ、こうしろと
言われて、うんざり。
せっかく真剣にアドバイスした方に
してみれば、
「なによ。せっかくあなたのために
言ってあげているのに!」
となる。
もしも、あなたのためにやっているのに、
相手が感謝もしてくれず、
なんだかむしろ嫌な気持ちで交流が
終わったら、
それは、よけいなお節介だったと
いうことです。
相手のためなのに、と思いながらも、
本当に相手に伝わるような方法で
伝えられなかった。
もしくは、自分の思い込みや
価値観をただ押しつけてしまった。
または、相手のためと思いながらも、
ほんとうは自分の優位性を示したり、
承認欲求を満たしたかった。
そんなことが推察されます。
私は仕事以外では、
他者の行動や生き方に口を出すことは
ほとんどありません。
私がクライアントさんや受講生に
アドバイスや何かを教えるのは、
仕事だから。
ただ、それだけです。
プロとして、プロの視線から
客観的な内容とテクニックを使って、
相手に伝える。
だから、相手も聞く耳を持ってくれる。
私たち心理セラピストは
人生相談を受けたり、占いをする者とは
違います。
もしも、あなたが
「あなたのために言っているのに」
などと、感じることがあったら、
もしかして、
よけいなお節介だったのかなーと、
思ってみてもいいかもしれません。
次号もまた、人間関係の悩みについて
お話しますね。
また、人間関係や自己肯定感など、
理由のわからない生きにくさを
感じている方のために私が執筆した、
『それは愛着障害のせいかもしれません』
(大和出版)
https://jpcs.or.jp/el/u/bbEF/
などもご参考にしていただけたらと思います。
(つづく)
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■ 会員のコラム
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このコーナーでは、当協会の会員さんの
コラムをご紹介しております!
<その9>
■■■おおともひろし■■■
みなさん、こんばんは!
今回初めてコラムを担当させて頂きます、
「おおともひろし」と申します。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
突然ですが、皆さんは、どんな時に
幸せを感じますか?
仕事を終えて、きんきんに冷えたビールの
感触を喉で感じる時と答えるお父さん。
家事を終えて、お子さんに絵本を
読み聞かせて、いつの間にかすーすーと
寝息を立てるお子さんの寝顔を見ながら、
まどろむ瞬間と答えるお母さん・・・
人それぞれ、日常の何気ない瞬間に、
幸せを感じていらっしゃるのでは
ないでしょうか?
私の場合は、まだ小さかった娘を乳母車に
乗せて、近所の公園に行って、心地良い
風を肌で感じてる時、
本当に信じられないくらい、幸せを感じた
ことがあります。
そして、こんな幸せは、これからも
ずーっと続くんだろうなと漠然とその時は
思っていました。
妻が、胸に違和感があり、病院の検査を
受診したのは、3年前の夏のことでした。
当時娘は8歳、
毎日元気に小学校に通う2年生。
たまに早く帰った時は、妻が寝る前に娘に
本を読み聞かせている声を聞きくのが、
とても安らぎと幸せを感じる時間でした。
検査結果を聞きに、近くの総合病院に、
妻と二人で行きました。
先生の言葉の意味が最初よくわかりません
でした・・・
肺せんがんのステージ4・・・
すでに転移しているので、
手術ができない・・・
「先生、私助からないんですか!
何とか助けてもらえませんか!」
・・・突然の宣告に取り乱す妻。
そんな妻の姿にただ手を握って
そばにいることしかできなかった自分。
何もできない自分。
それから妻の闘病生活が始まりました
。
病院の標準治療には、
必ず付き添って行きました。
がんに良いという療法があると聞くと、
二人で行ったりしました。
しかし、日に日に体の痛みが増してきて、
死の恐怖から取り乱すことの多くなった
妻にどのように接すれば良いのか・・・。
そんな時、知人からヒプノセラピーの
ことを聞き、中野先生のスクールの
初級講座を受講したのが、翌年の
お正月明けの頃でした。
このご縁で今こうして皆さんと時間を
共にしています。
この時作った暗示文が妻との最後の時間を
過ごす支えとなりました。
その年の3月。まだ桜の咲く前に、
妻は地上から天に帰りました。
もう2度と、娘に聞かせていた妻の
音読の声は聴けないんだな・・・。
お葬式のとき、妻のお母さんが、
「今度は、もっと大切にしてくれる人の
ところへお嫁に行くんだよ」
と言うことばが胸に突き刺さりました。
でも、正直言って、この時は、この言葉の
意味を本当には理解できていませんでした
それから、中野先生のスクールで
心理学を学びながら、
自分自身の生い立ちや、
父母や祖父母との関係、家族との
かかわりの中で
幼少期に
自分自身がつくった人生のストーリーに
やっと最近気が付くことができました。
自分自身を見つめ直して、まず気づくこと
このことが本当に大切だと、今痛切に
実感しています。
妻のお母さんのことばの意味が
今ならわかります。・・・
でも、もう妻の音読の声は二度と
聞くことができません。
前の私ならば、このようなお話は、
とても恥ずかしくて、いたたまれなくて、
書けなかったと思います。
でも、もしこの文章を読んで、皆さんが、
自分自身を見つめ直すお勉強を始める
契機になればと、あえて書かせて頂きました
自分自身の当り前にはなかなか気づきにく
いものです。
そして、
自分が幼少期につくったストーリーは、
たとえ気づいてもなかなか変えるのは
難しいものです。
だから皆さんには、
私のような後悔はして欲しくないのです。
私の唯一の救いは、残された今年11歳に
なった娘との将来のことです。
中野先生や、一緒にお勉強させて
頂いている仲間との交流の中で、
いつも新たな気づきを頂いています。
そして、幸せとは、人から与えられるもの
でも、漠然と感じるものでもなく、
自分自身や、大切な人や動物たち、
子供たちの命を守るために、
しっかりと地面に足をつけて、しっかりと
自分自身の手で守っていかなければいけな
いものだと実感できるようになりました。
今日このお話を、
皆さんに、お伝えする機会を頂いたことを
心から感謝いたします。
そして長いお話にお付き合い頂き、
本当にありがとうございます。
おおともひろし
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■ 協会からのお知らせ
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◆◇メルマガ配信不備のお詫び
一部の会員さまにメルマガが
届いていなかったことが判明いたしました。
心よりお詫び申し上げます。
届かなかったメルマガの
バックナンバーはサイトの方で
ご覧いただけます。
https://jpcs.or.jp/el/u/UfUL/
◆◇今後、協会やこのメルマガで
取り上げてもらいたいテーマなどが
ありましたら、どうぞこのメルマガに
ご返信ください。
◆◇人間関係やコミュニケーションに
ついてのお悩みがある方のご相談に
メールで応じるような活動を今、準備中です。
(ただし
有料会員のみとさせていただきます)
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■ 編集後記
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当協会では、
交流分析の基礎を学んでいただく講座を
開催しています。
交流分析というくらいですから、
人との交流の仕方を学びます。
また、他者だけではなく、
自分自身の交流のパターンにも
気づくことができます。
20年にわたる心理セラピスト人生の中で、
多くの人たちの悩みや問題は
人間関係の中に発生すると実感しています。
げんに、人間の悩みのほとんどは
人間関係にあると言われています。
人間関係の質が人生を決めると言っても
過言ではないと私は思っています。
交流分析という心理学は、
人間関係のパターンに気づき、
そして、反省し、新たな人間関係の
パターンを手に入れるためにあります。
そうして、自分自身の人生を
自分の手でより豊かな方向へと変えていける。
それが交流分析の真髄です。
来る11月3日、4日、
この交流分析のベーシック講座を
開催します。
講師は当協会のインストラクターたち。
場所は赤坂近郊になる予定です。
また次回のメルマガで詳細を
お知らせいたします。
ぜひ、お楽しみにしていてください!
どうもありがとうございます!
明日という日があなたにとって
最良の日でありますように!
今後ともよろしくお願いいたします。