2020年4月12日

いよいよ4月から開始する予定だった勉強会。残念ながら、緊急事態宣言を受けてやむなく中止となりました。
「しょうがないかぁ~」とただぼんやりとしていた私たちだったのですが、理事長の「これからの時代はオンラインよ!オンラインで勉強会やろう!」の旗振りで、急遽、協会の運営委員会のみんなでまずは試行することになりました。

当日までは、みんな慣れないことにてんやわんや。無事つながれるのか、どんなふうに進めていけるのか、どきどきしながら、なんとか無事予定の時刻に開始することができました。今回の参加者は10名。メンバーは専業主婦、教師、心理職、介護職、会社員といった様々な背景を持つ人たちでした。

今回は、交流分析の理論の一つである、やりとり分析を用いて、参加のみんなの普段のやりとりについて話し合いました。事前に出し合っていた「うまくいかなかったと感じた交流」というのを用いて、それぞれのうまくいかない背景やその思いなど、みんなで掘り下げていきました。

「あぁ、あるある」、「分かっているけどやっちゃうんだよねぇ」といった、家庭でありがちな母と子のやりとり、夫婦のやりとり、職場での同僚や部下とのやりとりです。特に今回は、みんな知っているメンバー同士なので、お互いの話の背景もなんとなく分かります。その数々のやりとりを皆で分析し、どうすればスムーズな交流に修正できるようになるのかを話し合いました。

人との気持ちのよいやりとりをするには、自らのやりとりのパターンに気づき、意識的に自分の自我状態をコントロールする必要がある、ということを改めて実感した勉強会となりました。

コロナ禍という状況のなか、私たちもやむなくオンライン化に踏み切って、勉強会をスタートさせましたが、そのようななかでも新しいことにチャレンジする手応えと可能性を感じたひと時でした。

そして、いよいよ6月より、会員、非会員のみなさんと一緒に楽しくみんなで作る勉強会を開催します。
5月はまたこのようなクローズで行い、皆様をお迎えする準備をする予定です。その活動の様子は、またこの場でご報告させていただきますね。ぜひ、ご興味のある方はご参加ください。一同、心よりお待ちしています!