2022年3月27日
年度末のあわただしい時期、昼間はもうコートも脱いで暖かくなったり、急に真冬のように寒くなったり、寒暖差が激しいうえに、花粉症の方はかなり症状がでて大変とのお話も伺います。別れと出会いの季節ですが、普段以上に大切な方と親密な時間を過ごしたいですね。
さて、今月のテーマは、「ありのままの自分を受け入れて、より良いコミュニケーションを築こう!」でした。皆さんは、自分自身というのをどのようにイメージしているでしょうか?
まずは、自分の傾向というものを知るワークです。例えば、『どうしてそのようなことを言うのですか?』というセリフ。このセリフを聞いて、みなさんはどんなふうに感じるでしょうか。単に質問されているだけと思う方もいるでしょうし、ある方は、叱責されたと捉えてしまうかもしれません。今回参加された皆さんは、「責められている感じ」とか、「間違ったことを言ったと思う」など、単なる質問ととらえるのではなく、叱責されたと捉えてしまう方が多かったようです。それぞれの人がどのように捉えるか、多くはこれまでの人生経験が大きく影響します。叱責と捉えると弁明や謝罪を口にしてしまうかもしれませんよね。
同じセリフを聞いても、参加させた皆さんの感じ方やその対応というのはそれぞれ違っていて、自分の傾向というのが明らかになります。そのうえで、参加者の皆さんが自己肯定的に自分を捉えられているか、それとも自己否定的に捉えているかということもワークで明らかになりました。
自分の傾向が分かってきたところで、最後は、「自分らしさを見直してみよう」というワークを」行いました。
自分が知っている自分と他人が知っている自分を組み合わせた「ジョバリの窓」という考え方を基に、自分が知っている自分と、周りが知っている自分をシェアしました。自己否定的に自分を捉えがちの人は、なかなか出すのが苦労しますよね。しかし、否定的な考えや感情に囚われず、自己批判しすぎず、自分に優しい気持ちを向けて、困難な状況に直面しても、それは誰しもが共通に経験することと認識できるようにすること、それを「セルフ・コンパッション」と言います。
さあ、新年度です。「セルフ・コンパッション」を高めて、よりよいコミュニケーションを築けるように、新たな気持ちでがんばっていきたい気持ちになりました!ご参加くださった皆様、ありがとうございました!