今回のテーマは『いらないビリーフは手放そう』でした。
ビリーフとは自分の信じること、信念、確信、信仰、信条、ものごとの判断基準を指します。

ネガティブ感情を抱いた出来事や、ストレスを感じた出来事も、自分のビリーフが変われば、今までとは違ったものの見方ができるようになるはずです。
自分を苛立たせたり、不快にするビリーフを手放せたらラクになりそうですね。
それはレジリエンスの強化につながります。

始めに、講師の原医師から「レジリエントな人の心理特性」や「レジリエンスを身につけるための10の方法」等について説明がありました。

その後は、お待ちかねのワークです。

ワークはこの問いから始まりました。
「ネガティブ感情を抱いた出来事やストレスを感じた出来事が起こったときに、何を考え、どんな行動を取ったのか?」

ある受講生の方は、「飲料水の自販機の横に缶やペットボトルの回収ボックスが設置されていなかったことを腹立たしく思い、のどの渇きを我慢して買うのを止めた」というお話をしてくださいました。

彼のビリーフは「回収までが販売管理者の責任だ」というものでした。

興味深いですね。
実に、真面目で責任感の強い方らしいビリーフでした。

そこで、彼はそのビリーフを「駅には回収ボックスがある。駅までゆっくりと歩きながら、のどの渇きを癒せば良い」に変えました。その結果、「そうすれば、苛立つこともなく、のどの渇きを我慢することもなく、ゆったりとした心持に変化しそうだ」との感想を述べていらっしゃいました。

ビリーフは人それぞれが受けてきた教育、文化、経験などがベースにあり、良い面もあるが、時として視野を狭めることもある、ということに気づかされました。

柔軟な発想は、多くの自由と選択肢を与えてくれるということを実感したワークでした。

次回は『あなたもOKわたしもOK』というテーマで、11月15日(火)20時から開催します。皆様のご参加を心からお待ちしています!