こんにちは。日本心理コミュニケーション協会の野﨑です。

今回のテーマは『思い込みが激しく、トラブルが絶えないお子さんへの対応方法』でした。

講師は、特別支援教育を専門とする鹿島理子先生です。

親はついつい周りの目を気にして、トラブルを起こしてしまう子どもを叱ってしまいがちですね。

そうすると、子どもは「いつも自分だけ叱られる」「どうせ自分なんて」と自信を失ってしまい、

適切な助言も耳に入ってこなくなるそうです。

だからこそ、親や支援者は、その子には、その子なりの正当な理由があると考えて、

まずは子どもの話を受けとめてあげることが必要だとのお話がありました。

発達障害の特性による周囲を困らせる行動は、脳の機能上のアンバランスさによるもので、

努力不足やなまけ心によるものではありません。

衝動的に手が出てしまう子どもには、トラブルのあと、落ち着いたのを見計らって話をする。

そして、「悪かったと思っているなら、どうすればよかったかなぁ~」と望ましい行動を具体的に伝えることが良いのだそうです。

相手の気持ちを読み取りにくいという特性がある子に、「相手の気持ちを考えなさい」と叱っても、どうすればいいのかわかりません。

どんな子どももほめられて育ちます。
「がんばったね!」「すごいね!」と思いっきりほめることで、よい行動を印象づけてあげたいものですね。

次回の「発達障害のお子さんのお悩みサロン」は2023年1月24日(火)21時から21時40分開催です。
テーマは『第4回 一方的に話す、言っていることが伝わりにくいお子さんへの言葉の力を伸ばす方法』です。

(こちらのサロンは、有料会員限定となります。)