相手の話を、最後まで聞いてみる
誰かと話しているとき、相手が話し終わる前に、
「それって、こういうことでしょ?」
「つまり、こういうことだよね」
と、先回りして言いたくなることはありませんか?
私たちは、相手の話を早く理解しようとすると、無意識のうちに「きっとこういうことだろう」と考えてしまうことがあります。
でも、本当に相手が伝えたいことは、想像していたものとは違うかもしれません。
ちょっと言いにくいな、こんなこと言ったら恥ずかしいなと思い、なかなか言い出せずにいるだけなのかもしれないからです。
すぐに答えを出さなくてもいい
たとえば、友人から、
「最近、ちょっと仕事が大変で……」
と話しかけられたとします。
そんなとき、
「忙しいなら、少し休んだほうがいいよ」
と、すぐにアドバイスしたくなることがあります。

相手の力になりたいからこそ、何か良い方法を教えてあげたくなるのでしょう。
でも、その人が本当に話したかったのは、仕事の忙しさではなく、職場で誰にも相談できずに孤独を感じていたことだったとしたら?
「聞いてもらえた」という安心感
こんなときは、すぐに答えを言うのではなく
「そうなんだ」
「それで、どうなったの?」
「そういうことがあったんだね」
と、まずは話の続きを聞いてみる。
それだけでも、相手は安心して話すことができます。

人は、自分の話を最後まで聞いてもらえると、
「ちゃんと聞いてもらえた」
「自分のことを分かろうとしてくれている」
と感じることがあります。
「最後まで聞く」という小さな心がけ
自分の意見を伝えるのは、相手の話を聞き終わってからでも遅くありません。
まず相手の話を受け止め、そのうえで自分の考えを伝える。
その順番を少し意識するだけでも、会話は変わっていきます。
特別な言葉をかけなくても、
「あなたの話を聞いています」
という気持ちが伝われば、それだけで十分なこともあります。
人との関係を築いていくためには、「聞くこと」が話すことと同じくらい大切な時があります。
相手の話を途中で遮らず、急いで結論を出さず、最後まで聞いてみる。
それだけで、相手が話しやすい雰囲気が生まれることがあります。
今日、誰かの話を、いつもより少しだけ意識して最後まで聞いてみませんか?


