こんばんは!

日本心理コミュニケーション協会の
中野日出美です。

今日も1日お疲れ様でした!

このひと時をあなたとご一緒できることに
心から感謝いたします。

すっかり、本物の夏!といった感じですね。

お子さんをお持ちの方は、

「魔の夏休み」になっていませんか?

かくいう私も、かつて子ども達が
夏休みに入ると、ほっと安心する気持ちと

「ああ、またしても魔の夏休みが始まった」

というアンビバレンスな気持ちを抱きました。

無事、1学期を終えて、これからの1か月半は、
学校での子どもを心配する必要はない。

という安心感と、

毎日、朝、昼、夜と3食、
準備しなくちゃいけないのか……

反抗期の息子と顔をつき合わせる時間が
増えるなあ……

宿題もちゃんとやらせなきゃ……

どこかに連れて行ってやらなければ……

などなど、ストレスも感じていました。

また、かねがね読書の大切さを
痛感していた私は、なんとか子ども達に
本を読ませたいと思っていました。

だから、子どもたちが幼い頃は絵本や物語を
よく読み聞かせしていたものです。

しかし、さすがに小学校の高学年、中学生に
なると、読み聞かせするわけにもいきません。

赤ん坊の頃から絵本を読み聞かせていた
せいか、2人の子ども達は比較的本好きに
育ちましたが、大きくなるにつれ、
物語よりもマンガの方へと興味は移って
いきました。

私個人の見解としては、
日本のマンガはすばらしい文化だと思います。

私も子ども時代~若い頃はよく
マンガを読みました。

それらの中には、下手な小説などよりも
秀逸な作品がたくさんありました。

人生や家族、

魂、命、生きる意味

戦争と平和とは

愛、道徳、倫理……

それらをわかりやすく、ドラマチックに
描くことができるマンガは、ダイレクトに
人間の心に染みこんでいきます。

だから、マンガを否定する気持ちは
サラサラありません。

しかし、それはあくまでも
秀逸なマンガであることが条件です。

ストーリー性とテーマが
大きな意味を持ち、

読後、何かを考えさせられるマンガであれば
いいなと思います。

それは、一見、ギャク調であっても、
ドタバタコメディーであっても、
その根底に流れるテーマさえ、
しっかりしていれば、良いマンガだと
思います。

同じように、小説すべてが秀逸ではありません。

中には、あまり意味のない、
文体もストーリー性も低俗な小説も
たくさんあります。

その点、児童文学のほとんどは、
秀逸であると言えるかもしれません。

世に出られるだけの児童文学は
ある程度、ふるいにかけられているので、
あまり粗悪な物は出回りません。

特に、昔からある、
海外の児童文学シリーズなどは、
是が非でも子どもに読ませたい作品が
勢ぞろいしています。

現代の子どもは学校、塾、習い事と
忙しく、なかなか本を読む機会が
ないそうです。

だからこそ、夏休みなどの長期休暇には
良書を読ませたいもの。

とはいえ、親も忙しいし、
子どもが自発的に養育的な行動をしてくれる
わけではありません。

そこで、もしも、
お子さんとの関係がある程度、良好ならば、

おススメの方法があります。

この続きは最後に書きましたので、
どうぞお読みいただければ幸いです。

※※※※※※※※※※※※※※※※※

当協会では、
さまざまな人間関係で
起こりがちな問題や悩みの改善、

また、より豊かでお互いに高め合う
人間関係づくりのためのヒントや
ツールをたくさん提供させていただきます。

このメルマガでは、
毎回、何かしらのコミュニケーションに
関するヒントをお伝えしてまいります。

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■ こんな人間関係で悩んでいませんか?
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◆◇ママ友との関係

子どもはようやく少し手が離れて
ほっとしたと思ったら、

今度は子どものママ友との関係でまた
悩みが……

と、いうことはよくあるもの。

初めのうちこそ、子どもに友だちができた
ことや、

今まで子育てで社会と隔離されて
いたところに大人のお友だちができたことで

ワクワクしていたものの、

しばらくすると、

なんだかんだと面倒なことが起こり出し、

もうつき合いたくないと思っても、

子ども同士は遊びたがるので、

おつき合いをやめるわけにもいかないし……

夫に相談してみても、
真剣に取り合ってくれない。

うちの子どもが小さい頃は、

転勤族の夫について、全国を渡り歩きました。

だから、娘と息子は何度も転園、転校を
繰り返しました。

なんとまあ苦労をかけたものです。

母である私もまた、
各地でママ友とのおつき合いを
余儀なくされました。

中には、今でもおつき合いしている
一生の親友になった方もいます。

しかし、中には、

「ああ、めんどくさい人だなあ」

「なんでこの人は他の人の悪口ばかり
言うんだ」

などなど、

自分とはあきらかに性格も価値観も
合わない人もたくさんいました。

一時は、「子どものためだ」

と我慢しておつき合いしていた時も
ありましたが、

そのうちに、

上手に距離をとれるようになって行きました。

お茶に誘われても、

「ごめんなさい。今日は自分の趣味に
没頭しまーす!」

などと明るく断ったり、

それでも、子どもの友だちである、
お子さんには今までどおり、

いつでも遊びに来てもらい、

うちの子どもがお邪魔する時には、
オヤツやカードなどを差し入れしたり
しながら、じょじょに距離をとりました。

それから、だんだんとママ友に
誘われることはなくなりましたが、

子どもが大きくなるにつれ、
自分のやりたいこともはっきりして
きましたので、

淋しいとか、不安などの気持ちも
ありませんでした。

そんな自分の経験から……

ママ友とは初めから
一定の距離を持ちながらつき合い、

その中で、この人とは
個人的におつき合いしたいなと
感じた人だけ、距離をつめていく。

もしも、そんな人はいなくても、
いくらでも外の世界に気の合う人は
いるのですから、心配しない。

また、大事な点は……

仮に……

「ママ友憎くとも、その子どもには罪はなし、

すべての子どもには慈しみの心で

接するべし」

ということです。

次号もまた、人間関係の悩みについて
お話しますね。

また、お子さんをお持ちの
親御さんのために私が執筆した

『男の子の育て方』

https://jpcs.or.jp/el/u/4BUL/145/

『女の子の育て方』

https://jpcs.or.jp/el/u/Tp1m/145/

(共に大和出版)

などもご参考にしていただけたらと思います。

(つづく)

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■ 会員のコラム
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このコーナーでは、当協会の会員さんの
コラムをご紹介しております!

<その2>

■■■米田ゆきね■■■

はじめまして。米田ゆきねです。

心理療法の一つとして、交流分析を勉強し
始めた頃、心理学に興味があるというだけで

私個人に何か差し迫って直すものが
あるとは感じていませんでした。

というのも、長い人生の大半を外国で
暮した経験から、私はそれなりに自国民、
他国民との交流の仕方を習得していて、
自信があったからです。

でもそれは間違いでした。

交流分析を通して、私が育っていく過程で
幼少期から人との関わりを通して今の私が
あるのはわかっていましたが、

そこからどのようにして“私”と言う
人間の考え方、行動の仕方が作られていき

それが今もって生きグセとなって“私”を
縛っているかが理解できるようになりました

。例えば、私には幼い頃から人と距離を
置く癖がありました。

それがどのようにして作られたのかが
わかって来ました。

子供は親または親の役目を担った大人から
多くの影響を受けます。

私は母からこの距離を置く事を学んだ
ようです。

母もまた幼い頃環境から影響を受けています

こうやって世代を通して受け継がれて行く

“生きグセ”

を知る事で、以前は自分の子供でさえ
距離を置いているのが当たり前だった
私でしたが、

今では前よりも心の距離が近づけるように
なりました。

まだまだ生きグセを変えて行く
プロセスの真最中ですが、

子供達を始め、友人との距離が縮まり、
前よりも自分の世界が広がり、楽しめる
ようになりました。

これからも交流分析を通して、
もっと自分の可能性を広げて行けるよう
勉強を続けて行くつもりです。

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■ 協会からのお知らせ
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◆◇今後、協会やこのメルマガで
取り上げてもらいたいテーマなどが
ありましたら、どうぞこのメルマガに
ご返信ください。

◆◇人間関係やコミュニケーションに
ついてのお悩みがある方のご相談に
メールで応じるような活動を今、準備中です。

(ただし
賛助会員のみとさせていただきます)

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■ 編集後記
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夏休み。

いかにして、子どもに良書を読ませるか。

もしも、お子さんとの関係性が良好ならば、

昼ご飯や晩ご飯の支度をしている時、
または後片づけをしている時などに、

「ねえ、○○ちゃん、

お母さん、お片づけをしている間、
つまんないからさあ、

この本を読んで聞かせてくれない?」

と、お子さんに頼んでみます。

すると、意外と喜んで読んでくれるものです。

それを家事をしながら、
いかにも興味深そうに聞いてあげてください。

「へえ……」

「え!どうなっちゃうの」

「うわあ……悲しいよ」

などと、時には、
大げさにバックトラッキングしながら、
聞いてあげると、

子どもはますます本を読んであげることが
面白くなっていきます。

こうすることで、
家事をしながらにして、子どもとの
コミュニケーションをとれますし、

同じ本を共有し、感動を分かち合うことも
できるので、親子の絆が深まります。

さらには、子どもが知らず知らずのうちに、
本好きになっていくという特典つき。

どうぞおためしください!

……え?

子どもとの関係性が悪い場合は
どうすればいいのか?

って?……

それは次号でお話しますね。

どうもありがとうございます!

明日という日があなたにとって
最良の日でありますように!

今後ともよろしくお願いいたします。