こんばんは!

日本心理コミュニケーション協会の
中野日出美です。

今日も1日お疲れ様でした!

このひと時をあなたとご一緒できることに
心から感謝いたします。

とにかく暑い日が続いていますね。

私は最近、長年の運動不足を解消すべく、
近所のジムに通っています。

仕事の合間のちょっとしたスキマ時間を
運動タイムにしているのですが、

体を動かしていると、頭も心も
スッキリして、その後の仕事も進みます。

今日も晩ご飯のあと、
ちょっとだけジムで運動してきました。

ジムの女子ロッカールームは、
わいわいといつもにぎやかです。

おそらく同じレッスンを受けていると
だんだんと仲良くなってくるのでしょう。

シャワーの後、髪を乾かしながら
彼女たちの話を聞いていると……

「トレーナーの○○先生、
相変わらずだよねー……

もう少し愛想よくしないとさあ、
どんどん生徒、減ってるじゃん」

「ねえ、○○さん、今日、マシンで
300カロリーも消費したって自慢してたよ。

300なんて、大したことないのにねえ」

「まったくいつにになったら、サウナ室の
時計、直してくれるんだろうねえ。
高いお月謝払っているのにねえ……」

などなど、

なんだかんだと、どっちかというと
ネガティブな話題が多いようです。

初めのうちは、

「お、今日はポジティブじゃないの」

と思っていても、聞いているうちに
だんだんと雲行きが怪しくなってきます。

私は、職業柄か、知らず知らずのうちに
人間観察をしてしまっています。

たとえば、電車の中やレストランの中で……

仲良くおしゃべりしている人たちを
見ていると面白いことに気づきます。

それは、
彼女たち、彼らたちは、
とてもよく似ているということです。

まあ、電車に乗ったり、
食事をしているわけですから、

同じ職場、同じ習い事、同じ学校など
似た環境にいる人たちなのは確かです。

そもそも同じような環境を選択している
くらいなのですから、似ていて
当然とも言えます。

そのせいか、話し方や表情、
髪型、服装、雰囲気などもそっくりです。

「ねえ、ちょっと聞いてー。
うちの彼氏の携帯見たらさ、
やっぱ、前の彼女とLINEやってんの。
ほんっと、ムカつくー」

「やっぱり男のなんて浮気するように
できているんだよねー」

などと、「男はみんな浮気する説」で
盛り上がる若い女性グループ。

「しかしさ、今の課の若い子たちは
エネルギーがないよね。

こうガッツっていうかさ、

やる気がないんだよ」

「そうですよね。

俺たちの若い頃は、家に帰る暇なんて
ありませんでしたよね。

その点、あいつらは仕事よりも
趣味ですからねー」

と、「今の若い子はダメ論」
で盛り上がる中年男性グループ。

「○○さんは、とてもいい人ですよね。
ただ……もう少しだけ気を遣える
といいんですけどねえ」

「ほんとねえ。素直なのはいいんだけど、
こっちが言わないと何にもできない
のではねえ」

などと、「とにかく自分よりもダメ論」で
盛り上がる職場の同僚同士。

まあ、愚痴を言い合っているわけですから、
たまにはいいのかなと思います。

でも、これって、
じつは言っている人自身が損を
しているのです。

というのは、自分では、他人のことを
批評したり、批判したりしているつもりでも、

自分の潜在意識というのは、
人称がわからないので、
全部自分のことだと思って聞いています。

だから、頭では人の悪口を言っている
つもりでも、深い心レベルでは、
自分のことをけなしていることになります。

潜在意識に届くメッセージを

「暗示」

と言います。

この「暗示」こそが人の性格を作っていく
正体そのものです。

だから、人の悪口や、批判、批評ばかり
している人は、少しずつ、じょじょに、
自分がけなしている通りの人間になっていく
可能性が高いのです。

怖いですね。

また、いつも人をけなしたり、悪く言う人と
一緒にいると、それがしぜんと暗示となり、
やはり、そのとおりの人になる可能性が
大きくなります。

となると、愚痴や批評を言い合っている
人たちはつねに悪い暗示をかけ合っている
ことになります。

恐ろしいですね。

だから、できるだけ
人の悪口や批判、批評などを言う人とは
つき合わない方がいいのです。

また、いつも怒りや憎しみ、恨みなどを
ため込み、それを口にしたり、態度に示す
人もまた同じです。

自分の周りにいる人たちを
振り返ってみると……

この続きは最後に書きましたので、
どうぞお読みいただければ幸いです。

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当協会では、
さまざまな人間関係で
起こりがちな問題や悩みの改善、

また、より豊かでお互いに高め合う
人間関係づくりのためのヒントや
ツールをたくさん提供させていただきます。

このメルマガでは、
毎回、何かしらのコミュニケーションに
関するヒントをお伝えしてまいります。

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■ こんな人間関係で悩んでいませんか?
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◆◇同じ子どもなのに
愛情に偏りってあるの?

現代は少子化で1人っ子のお宅も
多いようです。

でも、複数のお子さんをお持ちのお母さんの
中には、

上の子を下の子のように愛せない……

娘よりも息子の方に愛情を感じる……

下の子どもとは相性が悪い……

などと、人には言えない思いを
抱えている方も少なくありません。

母親ならば、自分の子どもはみな
同じように愛するものである。

というのは、もちろん理想です。

しかし、人間ですから、
まったく同じように感じるということ自体が
そもそも無理なのかもしれません。

心理セラピストを長くやっていて、
このようなお悩みを抱えるお母様に多いのは、

長女に対する思いです。

次女や長男は、ただ単純に可愛いと
思えるのに、なぜか長女だけは……

このようなお母様は、もしかすると、
子ども時代にじゅうぶんに自分の母親から
無償の愛情を注がれていない可能性が
あります。

そして、自分自身もやはり長女であって
可能性が高いのです。

だから、知らず知らずのうちに
自分の長女に、幼い頃の自分を投影して
しまいます。

自分は無条件で愛されなかったので、
長女に対しても、複雑な葛藤が
起こっています。

深いセラピーをすると、
しぜんと、かつての幼い頃の自分が
癒され、じょじょに長女に対する態度も
変わってきます。

そうして、あらためて、
長女のことも初めから、ずっと愛していた
ことに気づきます。

もし、今、あなたが
それに似たような複雑な葛藤を抱えていたら、
いつかご自分の子ども時代を癒せるような
機会をお持ちになると良いかと
思います。

次号もまた、人間関係の悩みについて
お話しますね。

また、人間関係や自己肯定感など、
理由のわからない生きにくさを感じている方のために私が執筆した

『それは愛着障害のせいかもしれません』
(大和出版)

http://www.only1pro.com/inneraccess/school/news/001897.php

などもご参考にしていただけたらと思います。

(つづく)

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■ 会員のコラム
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このコーナーでは、当協会の会員さんの
コラムをご紹介しております!

<その3>

■■■渡邊真希■■■

はじめまして。渡邊真希です。

私は子供を愛せない母親でした。

正確には娘を。

と言うべきかもしれません。

私の両親はそれぞれの理由で長期に渡って
留守がちで、一人っ子の私はその間、
寝るも起きるも一人でした。

そんな孤独な家庭に育ったせいか、
温かい家庭に憧れて、早くに結婚し
子供を授かりました。

ところがお腹の子が育つに連れて、

「女の子だったらどうしよう」

「女の子はいやだ」

という想いが湧き上がってきました。

生まれたのは女の子でした。

「可愛い」と思う反面

「産まなければ良かった」

「こんな子いらない」

と言う想いが湧き上がり、

娘を厳しく叱ったり突き放したりして、

「私はおかしいんじゃないか」

「なぜこんな自分なのか」と、

日々罪悪感や自己否定感に苦しんでいました

そして年頃になった娘と私は、お互いを
信用できず本音を語り合うこともできない
親子になり、とうとう娘は家出して、
どこにいるのか、何をしているのかも
わからなくなってしまいました。

もうすっかり「娘は元々いなかった」と
自分に思い込ませていた頃、私は心理学を
学び始めました。

そして気付いたのです。

全ては親から受け継いだ、私の歪んだ
考え方や態度、生き方が、今度は娘へと
影響を与え、今の親子関係を作って
いるのだと。

この関係を修復するには、私自身が
親からの影響を断ち切って、変わらなけれ
ばならないのだと。

自分に気付くと、人は変われます。

私は、自分の考えが変わったことで
行動が変わり、娘を取り戻すことが
できました。

これからの人生と、その結末が変わりました。

それから数年が経っていますが、
今、我が家では私と、娘と、猫たちが
毎日を笑って過ごしています。

もし今あなたが、あの頃の私と同じような
気持ちでいるのなら、まずは自分を
見つめてみてはいかがでしょうか。

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■ 協会からのお知らせ
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◆◇今後、協会やこのメルマガで
取り上げてもらいたいテーマなどが
ありましたら、どうぞこのメルマガに
ご返信ください。

◆◇人間関係やコミュニケーションに
ついてのお悩みがある方のご相談に
メールで応じるような活動を今、準備中です。

(ただし
賛助会員のみとさせていただきます)

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■ 編集後記
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自分の周りにいる人たちを
振り返ってみると……

それは、自分自身の姿かもしれません。

なぜって、類は友を呼ぶ、からです。

ネガティブなことばかり話すのを好む人は、
ポジティブな人と話すと、楽しく感じません。

自分では、ネガティブなことは極力、
言っていないつもりでも、
もしも、いつも仲良くしている人たちが
ネガティブなことを多く話しているのならば、

もしかすると、気づかないうちに
楽しそうにその話を聞いているの
かもしれません。

もしも、できることならば、
できるだけ人の悪口や批判を言わない、
そして、ネガティブな考え方をしない人を
選んでおつき合いすると良いでしょう。

もし、今所属しているグループが

ネガティブグループだと気づいたら、
少しずつ、フェイドアウトしてもいいかも
しれません。

そして、自分自身が使う言葉や
思うことも少しずつポジティブに変えて
いく練習をしましょう。

そうしているうちに、

ネガティブな人たちは知らず知らずのうちに
あなたを避けるようになるかもしれません。

でも、がっかりすることはありません。

そのうちに、今度はあなたにぴったりの
ポジティブな波長を持った人たちが
あなたの前に現れ始めるはずです。

どうもありがとうございます!

明日という日があなたにとって
最良の日でありますように!

今後ともよろしくお願いいたします。