こんばんは!
日本心理コミュニケーション協会の
中野日出美です。
今日も1日お疲れ様でした!
このひと時をあなたとご一緒できることに
心から感謝いたします。
ちょうど昨日、親友と電話で話しました。
こんな仕事をしていますが、
親友と呼べるような友人はとても少ないです。
そもそも、知人はたくさんいますが、
友人自体が少ないかもしれません。
仕事以外で、つき合っている人となると
数えるほどかもしれません。
その中で、自分の本当の心のうちを
打ち明けられる親友となると……
もしかすると、このながーい人生で
3人ほどかも。
その3人は、それぞれ職業も性格も
まったく違います。
しかし、共通点があるなと思います。
まず1つは、表裏がないこと。
言ってみれば、正直、不器用、とも
言えるかもしれません。
2つめは、よく笑うこと。
他愛ないことでも、彼女たちはよく笑います。
そして、3つめは優しいこと。
この優しさというのは、
もしかすると世間一般の優しさとは
少し違うかもしれません。
彼女たちの優しさは
とてもわかりにくいのです。
他人からみると、
優しいというのではなく、むしろ
ぶっきらぼうと映るかもしれません。
たとえば、今から十数年前に
私が大病で死と向き合っている時に、
彼女は私が保護していた2匹の仔犬を
何も言わず、預かることを
申し出てくれました。
私がのっぴきならない容態だと気づいた
周囲の友人たちは、こぞって、
電話や訪問で、私を見舞い、
慰めの言葉をかけてくれました。
そして、皆一様に、
私の病状を知りたがりました。
しかし、仔犬を預かってくれた彼女だけは
一言も私に病気のことを聞きませんでした。
仔犬の様子を聞いている際に、
私は自分から自分の病状を話し始めました。
すると……
「ひでみさん、
そんなこと、話す必要ないんですよ。
何にも気にすることはないんです。
じゃ、また報告しますね」
と言って、さっさと帰ってしまいました。
他人から見ると、
なんて冷たい人なの……
などと思う人もいるかもしれません。
しかし、私は涙が出るほど嬉しかったのです。
死と向き合いながらも、
せっかく心配してくれている友人たちに
聞かれれば、嫌でも病状を話さないわけには
いきません。
それが当時の私にとっては
本当にしんどいことでした。
だから、仔犬を預かってくれた彼女にも
当然のように自分の病状を話しかけたのです。
しかし、彼女はそれをさえぎり、
さっさと帰ってしまいました。
当時の私にとっては、
保護して仔犬たちのことが最も気がかりな
ことだったので、その子犬たちを
いち早く預かってくれたことは、
何より助かることでした。
そのうえ、彼女は私の病気については
何ひとつ聞こうとはしませんでした。
私の親友たちはみな、このような
優しさを示す人たちです。
このようなとは……
この続きは最後に書きましたので、
どうぞお読みいただければ幸いです。
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当協会では、
さまざまな人間関係で
起こりがちな問題や悩みの改善、
また、より豊かでお互いに高め合う
人間関係づくりのためのヒントや
ツールをたくさん提供させていただきます。
このメルマガでは、
毎回、何かしらのコミュニケーションに
関するヒントをお伝えしてまいります。
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■ こんな人間関係で悩んでいませんか?
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◆◇信頼関係をつくるテクニック
私たちカウンセラーやセラピストは、
クライアントや患者さんとの間の信頼関係の
ことを「ラポール」と呼びます。
つまり、カウンセリングや施術、治療の
ために必要とされる信頼関係のことです。
私たちプロにとっては、必要不可欠とされる
関係性です。
この「ラポール」形成をするためには
いくつものテクニックがあります。
そして、この「ラポール」形成テクニックは、
心理の世界だけではなく、営業や一般の
コミュニケーションにも使えるものです。
私の運営するスクールでは、
これらのテクニックはNLPという
心理コミュニケーション心理学の講座で
お教えしています。
たとえば、相手と自分の共通項を探すこと、
相手の呼吸やボディランゲージなどと
自分のそれを合わせること、
上手に相手の話を受け止め、質問すること、
などなど、たくさんあります。
しかし、これ実は、
相手と仲良くなりたい、物を売りたい、
信頼されたい、というだけではなく、
相手と距離を置きたい、物を買いたくない、
などという場合にも使えるのです。
つまり……
「ラポール」形成テクニックと
逆のことをしていけばいいわけです。
このあたりはまたお時間のある時に
お話しましょう。
次号もまた、人間関係の悩みについて
お話しますね。
また、人間関係や自己肯定感など、
理由のわからない生きにくさを
感じている方のために私が執筆した、
『それは愛着障害のせいかもしれません』
(大和出版)
http://www.only1pro.com/
などもご参考にしていただけたらと思います。
(つづく)
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■ 会員のコラム
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このコーナーでは、当協会の会員さんの
コラムをご紹介しております!
<その5>
■■■片桐香織■■■
日本心理コミュニケーション協会の
片桐香織です。
仕事は社会福祉法人での管理栄養士です。
そういうわけで、障害のある方たちと、
毎日いっしょに過ごしています。
コミュニケーションはたいへん難しいですね
やはり自閉症の方なんか、簡単には
口きいてくれないし目もあわせてくれない
から。
でも、それが彼らにとっては普通なんです
普通ってなんだろうって考えは深まりますね
私には二人子どもがいます。
子どもの笑顔が見たくて
美味しいご飯を作ったり、
おやつをつくったりしました。
食べることは生きることの根源ですから。
このあたりは、栄養士なんでこだわりは
あるかもしれないですが。
喜んでもらえると自分も嬉しいんです。
これは心理学でいう相補的交流といいます
良い関係なのです。美味しい?ってきくと
うんとっても美味しいよ!って
言ってくれます。
言ってもらいたい言葉が返ってきます。
ずっと話しをしていたい。
分かり合える関係です。
また裏面交流というのもあります。
言っていることと考えていることが
違うのです。
子どもにだったらすきにしなさい!
なんてお母さんが怒っていいます。
でも、ほんとにすきにしていいのかな?
日本人は、本音と建て前というのを
知らなければなりません。
本音を言わず言葉の裏に
隠されているメッセージを感じて
行動しなければなりません。
また、困るのは、交叉的交流です。
よくあるのは、はやく宿題やりなさい!
今やろうと思ってたのに!みたいなことです
上手くかみあわずけんかになってしまいます
日常は3つの基本的な交流で
成り立っているのです。
普段何気なく使っている言葉、
このやりとりに注意をむけてみると
自分と子どもとどの交流が多いのか、
気づくかもしれません。
励ましたり、勇気付けたり、認めたりって
大人だって必要なものですよね。
相補的な関係で、毎日楽しく過ごせると
気分はいいですね!
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■ 協会からのお知らせ
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◆◇メルマガ配信不備のお詫び
一部の会員さまにメルマガが
届いていなかったことが判明いたしました。
心よりお詫び申し上げます。
届かなかったメルマガの
バックナンバーはサイトの方で
ご覧いただけます。
https://jpcs.or.jp/category/
◆◇今後、協会やこのメルマガで
取り上げてもらいたいテーマなどが
ありましたら、どうぞこのメルマガに
ご返信ください。
◆◇人間関係やコミュニケーションに
ついてのお悩みがある方のご相談に
メールで応じるような活動を今、準備中です。
(ただし
賛助会員のみとさせていただきます)
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■ 編集後記
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十数年前、私が死と向き合うような大病を
していた際、ほとんどの友人たちが、
私の病状を知りたがっている中
何ひとつ聞こうとせず、
ただ、私が一番懸念していた仔犬たちを
黙って預かってくれた彼女。
私の親友たちは、みんなこのような
優しさを示すことが出来る人たちです。
私にとっての優しさとは、
彼女たちのように、相手が本当に
望んでいるものを望んでいる形で
じつにさりげなく与えることです。
いくら自分では優しいと思っていても、
相手が欲しい優しさや、思いやりの形で
なければ、それは本当の優しさとは
言えないと思うのです。
相手が必要としている思いやりや気づかいを
相手にも周囲にも気づかれないような形で、
そっと差し出すことが出来る人。
そこには、感謝してもらいたいとか、
これをしなくてはならないという責任感とか、
そんな自己満足はありません。
ただ、ただ、相手を思い、
自分ができることを、
相手の負担にならない形で与えること。
これが私にとっての
本当の優しさです。
昨晩、電話で話した親友もまた、
私が何も話していないのにも関わらず、
私の気持ちや状況を察して、
自分の忙しい仕事や子育ての
時間を調整して、私の仕事のために
時間を作ってくれようとしていました。
自分の余っている体力や時間、お金を
人に分け与えるのは、当たり前のことですが、
自分にとって必要な体力や時間、お金を
人に分け与えるのは、当たり前のことでは
ありません。
そんなことをしてくれながらも、
私にほんのちょっとの心の負担も
かけさせまいとしている彼女は、
なにをかくそう、
私の親友です!
私はそんな親友たちを持ったことを
誇りに思います。
そして、彼女たちのような優しさを
私もまた他者にあげられるような
人間でありたいなと
心から思います。
どうもありがとうございます!
明日という日があなたにとって
最良の日でありますように!
今後ともよろしくお願いいたします。