こんばんは!
日本心理コミュニケーション協会の
中野日出美です。
今日も1日お疲れ様でした!
このひと時をあなたとご一緒できることに
心から感謝いたします。
先日、講座の後の親睦会から
家に戻ると……
娘が、ビール片手に、
ソファーに横になりながら……
「お母さん、ラグビーの試合、
すごかったよー!
ラグビーっていうのは、
本当にチームの信頼がないと
だめなスポーツなんだよねー。
あ―たら、こーたら……
うんちく、タレタレ……」
いったい、いつからラグビー好きに
なったのか。
かと思えば……
日本酒をちびちび、やりながら、
「しかし、演歌っていいよねー。
やっぱ日本人の心だよね。
美空ひばりさんを亡くしたのは、
日本の最大の損失だわな。
あーたら、こーたら……
うんちく、タレタレ……」
いったい、いつから演歌好きに
なったのか。
かと思えば、
「お母さん、『まだ結婚できない男』
見た方がいいよ。
阿部寛さん、めっちゃいい味出してるから」
と、強く勧めるので、
めったに日本のドラマは観ない私ですが、
1話だけ観てみることに。
すると、なんとこれがまあ、
面白いんですな。
阿部寛の演技がうまいし、
それに役柄のキャラが魅力的。
日本でもこんなドラマ作れるんだーと
関心してしまいました。
しかし、うちの娘……
この続きは最後に書きましたので、
どうぞお読みいただければ幸いです。
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当協会では、
さまざまな人間関係で
起こりがちな問題や悩みの改善、
また、より豊かでお互いに高め合う
人間関係づくりのためのヒントや
ツールをたくさん提供させていただきます。
このメルマガでは、
毎回、何かしらのコミュニケーションに
関するヒントをお伝えしてまいります。
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■ こんな人間関係で悩んでいませんか?
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◆◇とっても仲良しな親子
今や31歳になった、うちの息子は、
小さい時は、そりゃあもう、
かわいい子でした。
が……小学校5年生くらいからは、
ものすごい反抗期に突入し、
とても長いこと、母である私のことを
敵とみなして生活していました。
さすがに大学生にもなった頃には、
お互いに距離を置きながら、
穏やかな関係性を保てるようになったものの、
世に言う、仲良し親子とは、
口が裂けても言えません。
仲が悪いわけではありませんが、
めったに家に帰っては来ませんし、
連絡もあまり来ません。
そんな時、
「うちの息子は反抗期もなかったし、
とっても親孝行で、優しい子なんですよ」
などと言うお話をうかがうと、
とってもうらやましくなってしまいます。
しかし……
その素敵な息子がしばらくして、
結婚して、子どもができて、
本来ならば素敵な夫、父親になっている
ハズなのに……
「うちの夫は、何かと言うと、
すぐに姑に相談するんです。
家を買う時も、仕事のことでも、
子どものことでも、
この前なんか、エアコンを買うために
相談してました。
それどころか、私と夫婦ゲンカをするたびに
姑に言いつけるんです。
姑はすごくいい人なんですが……
『○○ちゃん、あの子は繊細な子だから、
もう少し気を遣ってやらないと、
仕事でもストレスが多いんだから……』
なんて言われると、もうホント腹が立って」
と、妻から呆れられる男になっていたり
します。
つまり、とんでもないマザコン男に
なってしまったわけです。
あまりにも、良い母親過ぎて、
愛情をあまりにもかけ過ぎて
世の中のすべての嫌なことから
守ってくれて、すべてを包み込んでくれると
反抗期にも反抗できないようになります。
友人よりも、母親の方が自分のことを
理解してくれて、
妻よりも、母親の方が自分のことを
愛してくれて、
などと、なると……
家庭的にも、社会的にも
はた迷惑な男が育ちます。
自分の感情や立場、趣味が第一で、
妻や子ども、周囲の人のニーズなど
考えもしない。
自分が何か失敗したら、
すぐに他の人のせいにする。
そのくせ、打たれ弱く、
責任感はなし。
高熱で寝込んでいる妻に
「あ、寝てていいよ。
ぼくは外でご飯食べてくるから」
と、子どもを放って出かける男に
なってしまいます。
だから、
あんまりにも仲良しな親子は、
ちょっぴり危険なのです。
とはいえ、息子から
母の日に1度でいいから、
プレゼントなるものをもらってみたいもの。
次号は、仲良し親子の女の子バージョンに
ついてお話しますね。
また、人間関係や自己肯定感など、
理由のわからない生きにくさを
感じている方のために私が執筆した、
『それは愛着障害のせいかもしれません』
(大和出版)
https://jpcs.or.jp/el/u/V1KU/93/
などもご参考にしていただけたらと思います。
(つづく)
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■ 会員のコラム
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このコーナーでは、当協会の会員さんの
コラムをご紹介しております!
今回のテーマは、
「人との交流の中での失敗談」
<その3>
■■折田 加陽子■■
先日、自分の親くらいの方(仮にAさんと
します)とおしゃべりする機会がありました
とても素敵な方で知り合って数年たってい
ましたので、私自身としては親しい方と
思っていました。
Aさんのお話(まぁ、世間的にはグチとい
うやつでしたが)を聞いている内に、
そんな事はないですよ!きっと次回は
大丈夫ですよと励ましたり、
あーしたらどうですか?こーしたら
どうですか?と提案してみたりしました。
Aさんご自身のお子さんくらいの若輩者の
私にせっかくお話してくれているだから、
精一杯答えなきゃ、
なんとしてもAさんを元気して
あげなくちゃと思ってのことでしたが
Aさんの顔は一向に晴れません。
もしかしてAさんは私に解決策・答えを
求めているわけではないのかな?と思い、
途中からひたすら相づちと頷きの対応に
変えてみました。
さすがでしたね!
すごいですね!
そうなんですか?と。
ひとしきり話が終わるとAさんは
晴れ晴れとした顔で
「今日は
おしゃべりができてよかったわ!」
そう言って私に袋いっぱいのプチトマトを
お土産に持たせてくれました。
コミュニケーションというのは双方が
言葉をキャッチボールするものと
思いがちですが、
片方が思いのたけを話し、片方がそれを
ひたすら受け取る(聞き役に徹する)という
のも立派なコミュニケーションの一つに
なるのだなぁと学んだ一日でした。
はなし上手で自分の気持ちを
うまく伝えられるコミュケーションの
達人というより、
言葉の裏に隠された人の心を感じられる
コミュケーション達人に、
私はなりたい!
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■ 協会からのお知らせ
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◆◇交流分析ベーシック講座を開催します!
コミュニケーション心理学とも言われる、
交流分析のベーシック講座を開催いたします。
人の悩みの90%は人間関係にあると
言われています。
なんだかいつも思ったように
伝わらない。
苦手な人とのつき合い方が
わからない。
職場の人間関係で悩んでいる。
子育てで困っている。
夫婦関係がギクシャクしている。
などなど……
そんな悩みのヒントになるのが、
交流分析という心理学です。
今回は、交流分析の基礎を
学び、職場や子育て、夫婦関係を
初めとする人間関係全般に対する
ヒントや……
わけのわからない生きづらさ、
自己肯定感の低さなどの理由などに
気づいていただこうと思っております。
どうぞ、ご参加ください!!
https://jpcs.or.jp/el/u/NYj4/93/
◆◇メルマガ配信不備のお詫び
一部の会員さまにメルマガが
届いていなかったことが判明いたしました。
心よりお詫び申し上げます。
届かなかったメルマガの
バックナンバーはサイトの方で
ご覧いただけます。
https://jpcs.or.jp/el/u/U5pR/93/
◆◇人間関係やコミュニケーションに
ついてのお悩みがある方のご相談に
メールで応じるような活動を今、準備中です。
(ただし
有料会員のみとさせていただきます)
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■ 編集後記
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最近、なんだかスポーツ観戦やら、
日本酒やら、演歌やら……
と、好みが変化してきた感のある、うちの娘。
秋の新番組『まだ結婚できない男』は、
13年前の人気ドラマ『結婚出来ない男』
の続編です。
「あのさー、13年前にこのドラマを
観た時には、相手役の女医さんの立場に
気持ちは移入して観てたんだよねー。
それがさ、今では、なんていうか、
主人公の阿部寛の立場になって
観てるんだわー」
そうです。
うちの娘、本来ならば
おばさんになるはずが……
なんと、おじさんになってしまった
ようです。
どうもありがとうございます!
明日という日があなたにとって
最良の日でありますように!
今後ともよろしくお願いいたします。