こんばんは!

日本心理コミュニケーション協会の
中野日出美です。

今日も1日お疲れ様でした!

このひと時をあなたとご一緒できることに
心から感謝いたします。

このメルマガの原稿を執筆している今日は、

天皇陛下のご即位の礼儀の日です。

国内外の貴賓たちが、それぞれの衣装に
身を包み、粛々と儀式にご参列されている
さまをテレビで拝観しています。

うちのスクールは、皇居のすぐそばに
あります。

2,3日前から、スクールの周りには、

全国から応援に駆けつけた警察官の警護が
そこかしこにみられるようになりました。

おかげで、真夜中に出かけても、
まったく危険性を感じずにいられます。

(というか、真夜中に出回っている、
おばさんの方が警察官にしてみれば、
よっぽど怪しいでしょうが)

でも、心なしか、警護の皆さんの表情も
いつもよりも柔らかなような気がします。

さて、前号では、
うちの娘のおばさん化ならず、おじさん化
についてお話しました。

この娘、ほんとうにちょっと変わった人で、

普段はとても常識的で道徳的なふるまいを
する人なのですが……

時として、ぶっとぶような
言動をしてしまいます。

たとえば、
学会でカナダに行った際のこと……

この続きは最後に書きましたので、
どうぞお読みいただければ幸いです。

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当協会では、
さまざまな人間関係で
起こりがちな問題や悩みの改善、

また、より豊かでお互いに高め合う
人間関係づくりのためのヒントや
ツールをたくさん提供させていただきます。

このメルマガでは、
毎回、何かしらのコミュニケーションに
関するヒントをお伝えしてまいります。

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■ こんな人間関係で悩んでいませんか?
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◆◇とっても仲良しな母と娘

前回は、とっても仲良しな親子、

それも息子バージョンについてお話しました。

今回は、それが女の子であった場合について
少しお話しましょう。

「よく、知らない人に姉妹ですか?なーんて、
言われるんですよー」

「うちは、親子というよりも、
親友っていう感じでしょうかね」

「ママにだけは、何でも話せます。

ママがいちばん私の気持ちをわかっている
から」

などという声をよく聞きます。

昔から、母と娘には特別な絆があると
言われていますし、じっさいにそうだと
思います。

しかし、最近では、

ちょっとばかり度が行き過ぎているなあと、
感じる母娘が多くなってきました。

娘が母親に恋愛相談するのはあるとして……

「私、今、夫以外の人と恋愛していて、
なんだか最近、カレの気持ちが
わからなくて……

娘は励ましてくれるんですけれども……」

「え?娘さんはおいくつなんですか?」

「小学校6年生です。でも、私なんかよりも
ずっと大人で……本当に支えられています」

などと、平然と答えるお母様も。

かと思えば……

「子どもを産んでみたら、
子育てって、ほんとに大変で、

旦那なんか、まったく頼りにならないし、

だから、ずっと実家に入り浸ってます。

だって、うちの母と一緒の方が
ずっと楽ですから」

などと話す37歳の娘さんもいます。

また、

「うちの娘はほんとうに傷つきやすくて、

それに、ちょっと目を離すと、

すぐにバイオリンのお稽古をさぼるし、

だから、修学旅行にも行かせられません」

などというお母様も。

娘自身の人生を、自分の人生と混合させて

結果、1人では生きていく能力のない娘に
育ててしまった親もいれば、

あまりにも大事にされ過ぎて、
守られ過ぎて、

経済的も精神的も自立できず、

いつまで経っても親に寄生して生きる
ようになってしまった娘もいます。

子育ての最終目標は、

自分の足で立ち、転んでもまた、

立ち上がり、自分で選んだ道を自分の力で
歩んでいける人間にすること。

そのためには、

愛情と過保護、過干渉をはき違えないこと。

また、親自身が

精神的、経済的に自立した1人の
人間であること。

子どもの人生を乗っ取るのではなく、

自分で自分の人生を楽しみ、
責任をとりながら生きること。

これが大切なのですね。

また、人間関係や自己肯定感など、
理由のわからない生きにくさを
感じている方のために私が執筆した、

『それは愛着障害のせいかもしれません』
    (大和出版)

http://www.only1pro.com/inneraccess/school/news/001897.php

などもご参考にしていただけたらと思います。

             (つづく)

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■ 会員のコラム
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このコーナーでは、当協会の会員さんの
コラムをご紹介しております!

今回のテーマは、

「人との交流の中での失敗談」

<その4>

■■おおとも ひろし■■

私には、11歳の小学校5年生の一人娘が
おります。

2年前の3月に妻を肺せんがんで亡くした後は
食事の世話などは、家政婦さんにお願いし
ておりますが、

勉強も私の帰りが遅くて、見てやることが
出来ないため、家庭教師をお願いして
おります。

娘も家政婦さんには、大変なついており、
家庭教師の先生にも、女性をお願いして
おりました。

家庭教師のA先生には、通常は、
毎週月曜日の夕方に来て頂いておりましたが

娘の夏休みの期間中は、その期間限定で、
苦手な算数の学力向上のため、B先生にも
来ていただくことになりました。

B先生のスケジュールの都合上、B先生が、
毎週月曜日に来て頂くことになり、

A先生にも、スケジュール調整をして頂いて
毎週日曜日に来て頂くことに変更に
なりました。

これらのスケジュール調整は、家庭教師の
派遣会社のスタッフCさんにお任せして
おりました。

夏休みが終わった9月の最初の日曜日の
ことです。

外出していた私に、家で留守番をしている
父親から電話があり、

A先生がお見えになって、娘を待っている
とのことです。

私は、えっと思い混乱しました!

A先生が、日曜日に来られるのは、
夏休み期間中だけと勝手に思い込んでいた
のですが、後から、確認すると、

A先生は、スケジュール調整の都合上、
9月も引き続き、日曜日に予定を
入れていたとのことでした。

A先生は、B先生が夏休み期間中だけと
いうことも知りませんでした。

スケジュール調整をスタッフのCさん
に任せっきりにしていて、
私が、よく詳細を確認していなかったのが
、今回のトラブルの原因と思いますし、

A先生のご予定も直接確認しておけば
良かったと反省しております。

結局この日は、娘がおばあちゃんの家に
行ってしまっていたため、A先生には
無駄足を運ばせるという
大変申し訳ないことをしてしまいました。

この後は、A先生にお詫びして、
娘の予定も確認して、9月中の
スケジュール日程を予め全てお互いに
確認することにしました。

自分だけの勝手な思い込みで、
ちょっとしたコミュニケーションを怠ると

相手に大変な迷惑をお掛けしてしまうという事例でした。

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■ 協会からのお知らせ
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◆◇交流分析ベーシック講座を開催します!

コミュニケーション心理学とも言われる、

交流分析のベーシック講座を開催いたします。

人の悩みの90%は人間関係にあると
言われています。

なんだかいつも思ったように
伝わらない。

苦手な人とのつき合い方が
わからない。

職場の人間関係で悩んでいる。

子育てで困っている。

夫婦関係がギクシャクしている。

などなど……

そんな悩みのヒントになるのが、

交流分析という心理学です。

今回は、交流分析の基礎を
学び、職場や子育て、夫婦関係を
初めとする人間関係全般に対する
ヒントや……

わけのわからない生きづらさ、

自己肯定感の低さなどの理由などに

気づいていただこうと思っております。

どうぞ、ご参加ください!!

交流分析ベーシック講座【初級】2019年11月赤坂

◆◇メルマガ配信不備のお詫び

一部の会員さまにメルマガが
届いていなかったことが判明いたしました。

心よりお詫び申し上げます。

届かなかったメルマガの
バックナンバーはサイトの方で
ご覧いただけます。

https://jpcs.or.jp/category/backnumber/

◆◇人間関係やコミュニケーションに
ついてのお悩みがある方のご相談に
メールで応じるような活動を今、準備中です。

(ただし
有料会員のみとさせていただきます)

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■ 編集後記
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医師である娘は、普段はとても
常識的で、大人な対応をする人です。

ところが、時として、

とんでもないようなふるまいを
することがあります。

あれは、学会でカナダに行った時のこと。

そもそも英語が苦手な娘ですので、
外国に行くこと自体がストレスです。

しかし、学会に参加することも
仕事の一環なので、やむにやまれず
毎回、海外へと出かけます。

普通ならば……
私ならば……

海外の学会に参加するとなると、
一番心配なのは、やはり言語。

娘の同僚医師たちもそれは同じようです。

ところが、うちの娘ときたら、

「ああー、困ったわ。

エコノミーで十数時間も
飛行機に乗っていなければならない」

と、足を載せられるクッションやら、

首周りにつけるエアー枕やら、

次から次へとエコノミー症候群対策に
いそしみました。

「そんなことよりも、
英語は大丈夫なの?」

という私の心配や、

「先生、向こうで○○のような
質問を受けたら、いったいどうするつもり
なのですか?」

という同僚医師からの非難に、

「え?英語はもちろんできません。

でもぉ、そもそも日本人ですから、
多少のことはお許しいただけるのでは
ないかと。

小難しい質問が来たら、

それについては後日、メールで
ご返答いたします。

と答えるつもりです」

という始末。

そして、じっさい、

毎回、なんやかんやと

うまく立ち回り、ご迷惑をかけることも
なく、無事、帰国しています。

そんな娘ですが、

前回、カナダのバンクーバー空港の
入国審査では……

「あなたがカナダに来た目的は?」

という入国審査官の質問に……

カタコトの英語で、

「ワタシ、カナダにシゴトしにキマシタ。
二ホンからキマシタ」

と、答えたそう。

すると、審査官はいぶかしげな顔で、

「え?仕事をしに来たのですか?」

「ハイ。ワタシ、日本からシゴトしに
キマシタ」

と娘。

審査官は、無言になり、

「……あなた、
何の仕事をしに来たのですか?」

「私、イシャです。

ガッカイにサンカして、シゴトします」

と娘。

「……あなた、
仕事って、お金をもらうのですか?」

と審査官。

「オカネはモラエマセン。

ワタシはオカネもモラワズ、ハタラキマス。

ナゼナラバ、ソレガワタシのシゴトダカラ」

と娘。

「……あなたが学会に参加することを
証明できる人はいますか?」

と審査官。

「ハイ。アノヒトタチです。

アノ、イチバンマエにタッテイル、

トシヨリが、ワタシに、

タダデ、シゴトシロとメイジタ」

と娘。

すると、審査官、プッと吹き出し、

「はい、では、ただでシゴト
がんばってください」

と。

まあ、後で聞けば、
笑い話のようなエピソードなのですが、

娘にはこんな話がいつもつきまといます。

親としては、心配なことが多いのですが、

外国でも、職場でも、友人関係でも、
いたって和やかに、そして、多くの人から
なぜだか信頼されているのは……

おそらく、類まれなる

コミュニケーション能力のせいではないかと

思っています。

次回は少しだけ、
コミュニケーション能力について
お話しますね。

どうもありがとうございます!

明日という日があなたにとって
最良の日でありますように!

今後ともよろしくお願いいたします。