こんばんは!

日本心理コミュニケーション協会の
中野日出美です。

今宵もひと時の時間を
共有できて幸せです。

良い季節になりましたね。

梅雨前のこの時期が
私は1番好きです。

さて、今日は、

「お礼と謝罪」

について考えてみましょう。

これは最近、うちの講座でも
よく話題にしているテーマです。

人との関係の中で、

お礼の気持ちや謝罪の気持ちを
表さなければならない時が
多々ありますね。

その際に、感謝の気持ちが
十分に伝わるお礼の仕方もあれば、

なんだか上っ面だけの
お礼になってしまう仕方もあります。

申し訳なさが相手にちゃんと
伝わる謝罪の仕方もあれば、

「そんなに反省してないでしょ」

と思われてしまう謝罪もあります。

では、それらの違いは何なのでしょう?

対人関係で、失敗をした時や
ご迷惑をおかけした時には、
ちゃんとした謝罪が必要になります。

また、相手に何かをしてもらった時には、
キチンと感謝の気持ちを伝える
必要があります。

しかし、それらがうまくできない人は、

「信用できない人」

「幼稚な人」

「自分勝手な人」

「あまり親しくしたくない人」

のように思われてしまいます。

私は子ども時代に父親から
叱られたことがあります。

それは、軽い気持ちで

「明日、○○ちゃんに貸して
もらうからいいよ」

と言った時でした。

それを聞いた父親が、

「それは違う。
人に簡単になにかしてもらおうと
思うのは大間違いだ。
何かしてもらったら、
必ずそれに見合ったお返しを
しなくてはならないんだよ。
だから、お返しができないような
ことは簡単に頼むべきじゃない」

と真剣な顔で叱られました。

子どもの時の私は、

「そんなに大げさなことじゃないんだけど」

と思っていましたが、

大人になってみると、父が言っていた
言葉の意味がよくわかります。

誰に何かをしてもらって当たり前だと
いう考えは幼稚で自分勝手なものです。

大人になると、たとえそれが
親であっても、夫であっても、
妻であっても、してもらって
当たり前のことなんて何もないのです。

愛されているから、信頼されているから、

という理由だけで、

1人の大人が誰かに甘えることは
できません。

何かをしてもらったら、
必ず心からお礼の気持ちを伝え、
そして、何かしらのお返しを考えるべきです。

それがGIVE&TAKEの考えです。

また、同じように、

誰かに迷惑をかけたり、失敗したり
した時には、できるだけ速やかに
心からのお詫びの気持ちを伝え、
気持ちだけではなく、
何かしらの行動でそれを示すべきです。

それが自然にできる大人は、
おそらく多くの人から信頼を得て、
さらに助けてもらえる人です。

しかし、それができない大人は、
どんどん信頼を失い、
社会では成功しませんし、
孤独な人生になるでしょう。

そこで、私が普段心がけている
ことを少し提供させていただきます。

何かをいただいたり、
ごちそうになったり、
していただいた時には、

できるだけすぐにメールなり、
ショートメッセージなり、LINEなりを
送ります。

その際には、どんなふうに嬉しかったかを
素直に書きます。

失敗したり、申し訳ないことを
した時には、これまた、
できるだけ早く、心からの
謝罪のご連絡をし、
どうしたら、少しでも信頼を
回復できるのかを真剣に考え、
長い時間がかかることであっても、
すぐに実行します。そして、
少しずつ信頼を回復していきます。

とにかく、

「すぐに」

「心を込めて」

「相手のお気もちを考えて」

というのがポイントです。