こんばんは!

日本心理コミュニケーション協会の
中野日出美です。

今宵もひと時の時間を
共有できて幸せです。

梅雨に突入しましたが、
晴れの日も多い東京です。

私は8月末までお休みがなく、
もはや曜日感覚もないあわただしさです。

でも、9月になったら、

たくさん映画を観よう!

旅行に行こう!

食事に行こう!

たくさん寝よう!

と自分を奮い立たせて、毎日生きています。

さて、今日は、

「嫌われる勇気」

について考えてみます。

数年前にこのタイトルの書籍が
大ベストセラーになりましたね。

アドラー心理学をわかりやすく
書いた本でした。

でも、ここではちょっと違う意味で
考えてみます。

嫌われる勇気を持つのはいいこと
なのでしょうか?

そりゃあ、100人いたら、
100人みんなに好かれないと心配だ。

となると、それは心配しすぎです。

好かれたい病です。

でも、人に嫌われてもいいと考えるのは、
私は少し乱暴じゃないかと思います。

なぜかというと……

全員に好かれたいと思うのは、
やっかいなことですが、

だからといって、人に嫌われてもいい。
と考えるのはちょっと違うかなと。

というのも、

嫌われるのは、嫌われるだけの理由が
あるからです。

過剰に嫌われないようにふるまう必要は
ありませんが、

やはり、嫌われないような努力は
誰にでも必要だと思います。

嫌われる理由が、その人の容姿や
肩書、家庭環境などにあるのならば、

それは嫌う人がおかしいのですから、
そんな人には嫌われても気にする必要は
ありません。

しかし、嫌われる理由が、
その人の言動にあるならば、
何らかの形で誰かを傷つけていたり、
嫌な思いをさせている可能性が大です。

それなのに、嫌われる勇気だの、なんだの
言っているのは愚の骨頂です。

迷惑をかけているわけですから。

もしも、

「なんだか自分って嫌われやすいかも」

「もしかしたら、みんなから
敬遠されているかも」

なんて思い当たることがあったら、

人に嫌われても平気だ、とか、
自分は自分の道を行く、だの
言う前に、

まずは

「もしかしたら、自分って
誰かに迷惑をかけているかも」

「自分のどんなところが
嫌われるのかな」

と振り返ってみることが大切です。

嫌われる勇気を持つ前に、
嫌われる理由を冷静に考えてみましょう。

そのうえで、自分の言動を変え、
それでも、嫌われるならば、
その時こそ、
嫌われる勇気を持ちましょう。